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第二回シンポジウムのお知らせ

勝間和代,佐藤優,そしてセネカ


自民党の崩壊、インフルエンザの猛威、オバマ米国大統領のノーベル平和賞受賞・・・次々にニュース・情報が溢れる中10月も下旬になりました。いつまでも『準備会ブログ』ではあるまいと思いながら、やっと公式Webサイトをアップでできそうになり、このブログも「『糺の会』コーヒー・ブレイク」として、これからは電子日記という本来のブログの形をとろうと思います。したがって、このブログで語ってきたことの多くがj徐々に公式Webサイトに引っ越しています。そのお知らせと、第二回シンンポジウムのお知らせを皆様にお伝えするためキーを打っています。今後、公式Webサイトでは公的なお知らせや記録を中心にし、本ブログでは日々のコラム的なことを中心にし、静的vs動的とでも言い換えられる展開にしていきたいと考えています。

これだけでは味も素っ気もないので、本コーヒー・ブレイク最初のコラムとして、表題のことを書いてみることにしました。


「勝間和代」(カツマー)現象について

勝間和代(「信奉者」をカツマーというらしい)と、(かつて外務省のラスプーチンという異名の)佐藤優の書籍はどこの書店でも溢れかえっている。2度にわたってこの二人の本について論じてみたい。第一回目は勝間和代の著書について述べてみる。

彼女の経歴は、慶応大学在学中に史上最年少で公認会計士試験合格、早稲田大学大学院でMBA(経営学修士)取得、マッキンゼーやJPモルガン証券に勤務をしながら、コンサルタントとして多くの会社を見るという華々しいものである。当然ながらこのアメリカでの経験がベースになっている。

「左翼的」とは反対側のスタンスをとりながら、『勝間和代の日本を変えよう』などという「左翼的」タイトルの本も出している。面白いことに、東京丸善本店では、彼女の本は「自己啓発コーナー」に配列されている。流石、丸善である。なぜ「流石」なのか。それは、彼女の本の内容は経営学というより自己啓発に類するからである。ちなみにジュンク堂では「ビジネス書」の棚に置かれている。自転車で都内を走り回り、行きつけの書店にヘルメットを抱えたまま入る。テレビのコメンテーターとして「ユニクロは…」と一言話すと影響が出るほどのパワーを持っている女性である。政府の審議会委員もしていたし、大学でも講義をしている。満員電車の一車両に一人の読者がいてくれれば、その本はベストセラーになるという発想が根底にある。知識を自分なりにアレンジするという例が多く著作にある。知識の組み合わせを紹介している本とも言えなくもない。兎に角パワフルの一言に尽きる女性である。『断る力』の次は『まねる力』という本も出した。横道に逸れるが、最近やたらと「力」という字がついた本を見かける。かつて教育目標に「生きる力」となどという言葉を掲げた国もあったが、これは何らかの社会現象の現れではないかと思われてならない。

『成功を呼ぶ7つの法則』から
この本の筆頭に「三毒追放を実行する 自然なポジティブ・シンキングを身につける」と書かれている。三毒とは「妬まない、怒らない、愚痴らない」。彼女は32歳から実行しているとある。「ポジティブ・シンキング」これこそが、彼女の底流に流れる「哲学」であろう。

このストレスづけとなった米国社会の背景にあるのは、何なのか。それは、「つねにポジティブに生きなければならない」との強迫観念、外見は幸せそうに笑顔 を浮かべているが、心のなかはストレスや怒りで爆発しそうになっている米国人の「ポジティブ病」にあると思うのだ。 ポジティブ・シンキングの人たちに共通しているのは、自分の生き方、考え方が絶対に正しいと思っており、それを強引に人に押し付けようとする、そして人の話を決して聞こうとしないことだ。



これは『アメリカ病』(新潮新書 矢部武)に書かれている部分である。この本は「ポジティブ・シンキング」によって疲れ切っているアメリカ社会について述べたもので、勝間和代の著書とは対照的な部分が多い。「アメリカは深く傷ついている」と言ったオバマ米国大統領の就任演説は、民主党からも共和党からも(当時は)強い支持があったことを一言付け加えておきたい。

豊富なアメリカでの経験から、彼女は「会社を変えることはできない」という結論に至った。そこで、「日本を変えるしかない」と発想するようになったのであろう。「目標の数値化」を掲げるのもアメリカ的特徴であろう。ネット上での議論は実名ですべきだとも主張する。この部分には私も大いに賛成である。また、彼女は「フォトリーディング 」という方法で月に100冊の本を読むと書いている。

ちなみに日本語は、漢字かな交じり文という特殊な言語で、キーワードはほぼ漢字で記載されている特徴があるので、日本語ほどフォトリーディングに向いた言語はないと言われている。したがって簡単に言えば、最終頁まで漢字を中心に拾っていくことで内容はほぼ把握できるらしい(同様のことは佐藤優も書いている)。ただし一般の読書家には無縁の方法であるが。

専門外なので勝間本の内容について論じることはできない。しかし、3人の娘の実の父親にあたる男性、かつての夫をボロクソに批判するのにはついて行けない。自分にも幾らかの(場合によっては半分)責任があるのではないか。それを男性を一方的に侮蔑するような書き方はやめるべきである。品格を失ってしまう。これだけははっきりと言える。


次回は佐藤優について論じたい。


次に第二回シンポジウムについてご案内致します。



第二回シンポジウム



特定非営利活動法人「現代社会の問題を糺し未来の扉を開く会」(通称「糺の会」)が認証され、最初の事業として、前回のシンポジウムでご案内しましたように「高齢化問題という『問題』」と「年金問題という『問題』」についてのシンポジウムを行うことにいたします。前回のシンポジウムでの反省すべき点を社員総会で話し合い、それらを踏まえて、下記のように秋のシンポジウムの日程が決まりました。ご関心のある方をお誘いの上、ご参加下さいますよう心からお願い申し上げます。


日時:平成21年11月23日(月・勤労感謝の日)18:30~20:30(開場18:00)

入場料金:2,000円(ただし、学生及び70歳以上の方は1,000円) 正会員は無料

     (当日、受付係にお支払い下さい)


場所:アルカディア・市谷(私学会館)

(東京都千代田区九段北4-2-25電話03-3813-6211JR市ヶ谷駅から徒歩2


第一部 シンポジウム:「高齢化問題という『問題』」について

パネリスト 平野明夫(病院長),忠岡信彦(病院長),千葉 糺


第二部 「年金問題という『問題』」について

パネリスト 鈴木 誠(経済研究所所員),千葉 糺


なお、第3回シンポジウムは2010年4月3日(土)18:30~20:30

アルカディア・市谷(私学会館)において『家庭論,家族論』を議題として対談を行う予定です。


私たちが今出来ること、なすべき義務は自分の言葉で、殻を破って現代の抱える問題を大いに議論し、次世代の若者にとって閉ざされつつある、 将来への希望・未来への扉を開ける鍵を見つける作業をすることではないでしょうか。それが私たちに与えられている「自由」だと考えます。「足を靴に合わせる」ような風潮が漂う今だからこそ、皆で大いに話し合い、それを各自の糧(エネルギー)とする必要があるのではないでしょうか。本「現代社会の問題を糺し未来の扉を開く会」は特定非営利活動法人として、この初志を常に念頭に置いて捨て石となるべく活動して参りたいと考えます。

皆様の御理解・御協力を心からお願い申し上げます。


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プロフィール

marchan

Author:marchan
千葉 糺(ちばただす)
1947年生

東京理科大学大学院修了(数学・複素関数論専攻)
平成14年~18年度学習院中等科長・高等科長。任期満了の後、学習院高等科教諭(平成19年~24年度)を経て
学習院名誉教授。

(写真は雑誌『Shi-Ba』V.43
から。黒柴マーちゃん,
愛猫いっちゃんと)

国画会彫刻家 故・千野茂氏にデッサンを学び、その後テンペラ画を中心に個展、グループ展等開催。

時間を見つけて谷中「全生庵」坐禅会参加。日本ユダヤ学会会員。
2007年、イスラエルを中心に旅行。


最近の紀要論文
(1)『イエス・千日で世界を変えた男の受難』─「『事実』と『真実』というaporia」─
学習院高等科紀要第5号(学習院高等科 2007年)

(2)『イスラエル・灼熱の旅 リポート』─荒野の民から学ぶ─
学習院高等科紀要第6号(学習院高等科 2008年)

(3)『ナザレのイエスはキリストか』=二千年前の一ユダヤ人の死をめぐる過ぎ去ろうとしない「過去」=
学習院高等科紀要第6号(学習院高等科 2008年)
(4)『ユダヤ灼熱の旅リポート2』
─平和ボケの民と臨戦態勢の民─
学習院高等科紀要第7号(学習院高等科 2009年)
(5)『聖書への旅』─「生きること」の意味を探して≪マタイ受難曲を聴きながら≫─
学習院高等科紀要第8号(学習院高等科 2010年)
(6)「パリサイ派とは何か」─現代に問う
補遺 聖書を側面から理解するために
学習院高等科紀要第9号(学習院高等科 2011年)
(7)─横顔・一七世紀オランダ絵画・印象派─西洋絵画についての一考察
学習院高等科紀要第10号(学習院高等科 2012年)
(8)聖書が私に教えてくれること
─『イザヤ書』、コルベ神父、そして山本七平─
学習院高等科紀要第10号(学習院高等科 2012年)
(9)四十年を振り返る
学習院高等科紀要第11号(学習院高等科 2013年)
(10)『院歌の周辺』 ─安倍能成 信時潔 岩波茂雄 頭山満─(学習院高等科 2014年)
(11)『ヘブライ語で学ぶ創世記Ⅰ』「ノアの箱舟」
(12)『これからの教育はどうあるべきか 数学者・秋山 仁先生との対談』(学習院高等科 2015年)
─ 今まさに問われていること ─
(13)『国際化とInternationalizeの狭間で』
─その大いなる溝─(学習院高等科 2015年)
(14)『これからを生きるために』─未来志向の経営の理念─(学習院高等科 2016年)
(15)『地球儀を傍らに』─教職追放 地政学 国際法 民主主義─(学習院高等科 2016年)

(写真は死海での筆者,
シナイ山頂での夜明け)

「現代社会の問題を糺し未来の扉を開く会」

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