FC2ブログ

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://mar2002.blog92.fc2.com/tb.php/114-f7c8b378

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

シンポジウム要約 5   1分間スピーチ


 シンポジウム要約 5

1分間スピーチ


千葉 会が発足して次回は10回目になります。そこで次回はこれまでの5年間を振り返って、これまでご登壇いただいた方々とお話をしたいと思っています。1分間スピーチの形で予告編的にお話しいただきたいと思います。
石川 栄えある第一回のときに話をさせていただきました。この会が大きく進展していることを喜ばしく感じております。本日は秋山先生の非常にユニークな教育論をうけたまわりました。私は「子育てと教育は国の伝統芸のである」と考えています。したがって、海外からあまり影響されないでわが国は教育を行うべきであると思っております。三つ:心、六つ:躾、九つ:言葉─この中には読み書きそろばん、数学も入っている─十二で文(ふみ)で、十五で理(ことわり)。これは日本の伝統の教育の在り方であって、こういうものを忘れて進んだ結果が、昨今の教育の不毛とかと言われているのではないかと、今日の秋山先生のお言葉をうかがいながら、私が日ごろ思っていることとほぼリンクさせながら考えておりました。

0015.jpg

それから、人間は非常に複雑で単純ではありませんから、純粋理性でとても形作られないという複雑性があります。先生が多少お話になられたデイヴィッド・ヒュームの「因果関係論」だとか「懐疑論」こういうものがあまり日本に入っていない、入れていない。カント、デカルト、ショーペンハウエルの流れを入れて明治維新以降来てしまった。私たちは、日本という独特の懐疑論的なものを抱えながら生きている、人間が人間であることであって、科学万能ではないという理解しながら生きていくべきだなと思います。また、学校でもそういったことを教えてもらえればいいなと思っています。私はこれまで海外で仕事をしてきまして、日本に戻って参りまして、日本があまりに変わったことにびっくりして、これからまたどうやって元の日本に戻すのか。伝統保守というのは戦前にあるわけでもなし、明治にあるわけでもない。脈々と日本が続いてきているのが伝統保守であって、「戦後レジームの脱却」ということだけが保守ではないと私は思っております。

千葉 平野先生、お願いします。
平野 本日はスライドの不手際を皆様にお詫びいたします(笑)。この『糺の会』はどちらかというと、千葉先生が在任中に教育に失敗した生徒たちを更生させるため、再教育のためにもう一回機会を与えてやろうじゃないかというのが、会の趣旨であったと思います。何度か話をしろというご用命をいただきまして、自分なりに考えました。先ほど秋山先生が改善するためにと仰いましたが、悪くならないようにするのが精いっぱいという人間もいるわけです。何度か医療問題について話をしましたが、何かの問題が出てくるときは、必ず必要性があって出てくるわけです。先ほど、千葉先生のご提示にあった、大学が悪くなっているんだろうかと考えたときに、多少、大学と関係がある人間ではありますが、そんなことは考えられないことです。

0017.jpg

ただ、自分たちでできる範囲内で考えることはできる、じゃ、どういう風に考えればいいのかというと、自分はどうなっているんだとことになります。自分が悪くなっているんじゃないかと考えることは、何となく少しできそうな気がします。そういう習慣を、つけてくださいねということで私のことを呼んでくださっていると考えています。

千葉 鈴木先生、お願いします。
鈴木 私は以前、年金問題についてお話しさせていただきました。大学の教育問題というのは根が深いなと思っています。いろいろな方々が、さまざまなご意見をお持ちだと思いますが、グローバル化に関連して一つだけお話ししたいと思います。今までは、日本の人が海外に出ていくのをグローバル化と考えてきました。そういう経験があり、多くの人が幻想を抱いていました。一方でこれからのグローバル化はそうではなくて、教育をわれわれが受けなかったら、海外から低賃金でより優れた教育を受けた人たちが入ってくる。われわれと海外から来た人たちでグローバル化という名の下で競争しなくてはいけなくなる。つまり、海外の人に職を奪われてしまうのです。
0016.jpg

そういうような時代が必ず来ることを危機感とした教育を受けなくてはならない。底辺の方にグローバル化というのが押し寄せてくるということを、これから考えたいと思います。

千葉 早川先生、お願いします。
早川 最近特にマスコミの言うことを鵜呑みにして踊らされ、操作されてしまっている人々が多く困ったことですが、これが日本の現状です。知識人などと言われる人はもっと悪いのかも知れないですが、世界に恥じを晒し、日本の立場を悪くするのもマスコミ、悲しい限り、困ったことです。

0018.jpg

なんとかしなければと思いますが、何もできない自分に苛つくこともしばしばです。
糺の会で皆が勉強し、自分で考え、自分で判断する人々が増えることを願う外ないのでしょう。そういう意味でも先生のご活躍に期待しています。

千葉 先生方、有難うございました。次回宜しくお願い致します。

0019.jpg

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://mar2002.blog92.fc2.com/tb.php/114-f7c8b378

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

marchan

Author:marchan
千葉 糺(ちばただす)
1947年生

東京理科大学大学院修了(数学・複素関数論専攻)
平成14年~18年度学習院中等科長・高等科長。任期満了の後、学習院高等科教諭(平成19年~24年度)を経て
学習院名誉教授。

(写真は雑誌『Shi-Ba』V.43
から。黒柴マーちゃん,
愛猫いっちゃんと)

国画会彫刻家 故・千野茂氏にデッサンを学び、その後テンペラ画を中心に個展、グループ展等開催。

時間を見つけて谷中「全生庵」坐禅会参加。日本ユダヤ学会会員。
2007年、イスラエルを中心に旅行。


最近の紀要論文
(1)『イエス・千日で世界を変えた男の受難』─「『事実』と『真実』というaporia」─
学習院高等科紀要第5号(学習院高等科 2007年)

(2)『イスラエル・灼熱の旅 リポート』─荒野の民から学ぶ─
学習院高等科紀要第6号(学習院高等科 2008年)

(3)『ナザレのイエスはキリストか』=二千年前の一ユダヤ人の死をめぐる過ぎ去ろうとしない「過去」=
学習院高等科紀要第6号(学習院高等科 2008年)
(4)『ユダヤ灼熱の旅リポート2』
─平和ボケの民と臨戦態勢の民─
学習院高等科紀要第7号(学習院高等科 2009年)
(5)『聖書への旅』─「生きること」の意味を探して≪マタイ受難曲を聴きながら≫─
学習院高等科紀要第8号(学習院高等科 2010年)
(6)「パリサイ派とは何か」─現代に問う
補遺 聖書を側面から理解するために
学習院高等科紀要第9号(学習院高等科 2011年)
(7)─横顔・一七世紀オランダ絵画・印象派─西洋絵画についての一考察
学習院高等科紀要第10号(学習院高等科 2012年)
(8)聖書が私に教えてくれること
─『イザヤ書』、コルベ神父、そして山本七平─
学習院高等科紀要第10号(学習院高等科 2012年)
(9)四十年を振り返る
学習院高等科紀要第11号(学習院高等科 2013年)
(10)『院歌の周辺』 ─安倍能成 信時潔 岩波茂雄 頭山満─(学習院高等科 2014年)
(11)『ヘブライ語で学ぶ創世記Ⅰ』「ノアの箱舟」
(12)『これからの教育はどうあるべきか 数学者・秋山 仁先生との対談』(学習院高等科 2015年)
─ 今まさに問われていること ─
(13)『国際化とInternationalizeの狭間で』
─その大いなる溝─(学習院高等科 2015年)
(14)『これからを生きるために』─未来志向の経営の理念─(学習院高等科 2016年)
(15)『地球儀を傍らに』─教職追放 地政学 国際法 民主主義─(学習院高等科 2016年)

(写真は死海での筆者,
シナイ山頂での夜明け)

「現代社会の問題を糺し未来の扉を開く会」

検索したいキーワードを入力して、「検索」をクリック

Basic Calendar

<09 | 2018/10 | 11>
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

FC2ニュース

今日の天気は?


-天気予報コム- -FC2-
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。